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研鑽への情熱
印伝はすべて職人による手作りです。
どの工程をとっても高度な熟練と研ぎ澄まされた勘を要します。
脈々と受け継がれた技と心が手から道具に伝わり、製品の細部に反映されます。

印伝といえば「鹿革に漆」といわれるように、漆付けは最も代表的な技法です。鹿革と漆の特性を巧みに融合させ、独自の美しさと風合いを実現したこの独自技法こそ、印伝の魅力を育んできた家伝の技です。

「日本人は藁の煙だけを用いて巧みに着色する」。信長に謁見したことでも知られる宣教師ルイス・フロイスが、著書で驚嘆を記した印伝のルーツとされる燻べ技法。鹿革をタイコ(筒)に貼り、薬を焚いていぶした後、松脂でいぶして自然な色に仕上げます。熟練の職人だけが駆使できる日本唯一の革工芸です。

名の由来は印度伝来の更紗模様に似ていることから。
一色ごとに型紙を変えて、色を重ねていくことで、鮮やかな色彩の調和が生まれます。均等に色をのせるには、高度な技術と手間を要します。