印傳屋 / INDEN-YA

令和六年 新年のご挨拶

携わる者のすべての手で、つぎの印伝を開いていく。

印傳屋に伝わる甲州印伝の技は門外不出とされ、
代々家長の上原勇七にのみ口伝されてきました。

その技を十三代勇七が甲州印伝の発展のために公開し、
印傳屋の皆の手により伝統を受け継ぐようになりました。

印伝づくりの「漆付け」「燻」「更紗」の技をはじめ、
開発やプロデュース、そしてお客様へお届けするまで、
それぞれの役割を専門のプロフェッショナルが担い、
その姿をみながら新たな担い手が錬磨を重ねています。

今年も、二十代から八十代まで、
すべての職人とスタッフが心と技を磨き、
四百四十年の伝統に新たな風を吹き込んでまいります。

チームで伝統を受け継ぎ、革新させていく。
これからも、いつまでも。


旧年中はご厚情を賜り誠に有難うございました。本年も変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願いいたします。